医歯薬の分野と言っても様々あるので、手術があるところないところがあります。一般的に手術というと外科の大掛かりな手術をイメージす
ると思いますが、最近ではインプラントも流行っているので歯科医もその手術が多くなります。また、眼科だったり耳鼻科でも小規模ながら手術はあります。一般的に外科の手術となると、まずは検査入院から始まり手術室看護師から事前に説明を受けて手術に挑みます。この手術室看護師というのは普通の看護師と免許こそ同じですが、つぶしが利かない仕事でもあります。それくらい手術室看護師は他の看護師とは業務内容が違うのです。手術室看護師の役割は大きく分けて2つあります。ひとつは器械出しという、ドラマなどで医師に「メス」と言われてメスを差し出す係です。これは手術全体の流れを把握し、次に医師が必要とするものを知っていないと出来ない仕事です。医師によって癖などもあるので、それを把握することも大事です。そして2つ目が外回りと言われるもので、手術前から手術後まで患者へのケアを行う係です。事前の説明もそうですが、終わった後病棟へ連絡したり、手術中も患者の様子を見ながら介助したり声掛けなども行います。また、器材を用意したりするなど手術室を整える作業も行います。このように手術と聞くと医師だけが思い起こされますが、医師だけでなく看護師や執刀医だけでなく麻酔科医など、チームの連携があることを忘れてはいけません。